vsドッペルゲンガー(前編)

ちょっと高校時代の話でも。

 

高校は入学時から文理分かれており、

当時私大にも行く気満々だった私は「理系=金持ち」というイメージだけで

好きでもなんでもない文系クラスを受験した。

※もちろん理系も別に好きではない

 

ちなみに数学より社会(歴史)が苦手なので、

国公立しかいけないと判明した時点でこの作戦は明らかな失敗である。

しかし当時さっさと金貯めて脱サラして尼僧になるんだものと思っていた私には

かりそめの進路などどうでもよかったのだ。

※今も大人しく煩悩まみれのリーマン

 

そんな高校の部活動で出会ったのが私と似ている理系の同級生、通称ドッペルである。

毛深い小太りの女という点で彼女と私はそっくりであった。

ドッペルより私の方が誕生日が早いという超くだらない理由でドッペルはドッペルになった。

 

確かに姿を見て自己紹介を聞いて「ぱっと見は似ていると言われるだろうな」とは思っていた。

それはドッペルも同じようで、ここは流れに任せておくか、という感じで仲良くする方向になった。

もうね、日本文化と文学を愛する地味な黒髪少女という時点でみんなめんどくさがって同じグループにまとめたがるのよ。

雑。マジで。個性を認めろアホ。

 

しかし彼女と私はぱっと見の外見とぱっと見の内面以外何もかぶらなかった。

文学好きといっても、

ドッペル:恩田陸鈴木光司ライトノベルいろいろ

私:原田宗典群ようこ、エッセイいろいろ

といった具合に全く違うのだ。気が合うわけがない。

 

もっと言うと、

前髪ぱっつんの低いポニーテールをして

そのまま=私

耳の前に後髪を垂らす=ドッペル、である。

この違いは大きいのよ!ほんとに!

髪を垂らす人は守護霊が見えたりするのよ!ダウジングかよ!

 

これが大人同士の出会いならなんとかなったろう。

しかし当時高校生である。

ライトノベルというだけで読まないという硬い頭な上に

ぼけっとしているのに自分がドッペル呼ばわりされる原因になっている私を見下すドッペルと

ライトノベルライトノベルと何故言われるのか考えてみたまえ、

表紙はもはや幼い煩悩(※夢ね)を慰めるくだらぬ少女マンガと同じではないかと思う私である。

気が合うわけがないどころか仲良くなるわけもない。

 

もっというと向上心を持ち努力を惜しまないドッペルと

現状に大満足で見返りが不確実な努力なんて絶対しない私である。

気が合わないのは当然である。

 

しかしそんなことは気にせずドッペルと同じパートを志望する私。

(もちろん偶然)

世の中気の合わない人だらけなので、気が合いそうで合わないことを

大した問題とは感じていなかった。

 

それが甘かった。