vsドッペルゲンガー(中編)

先週の続きをば。

 

むやみにドッペルに接近したアホな私。

そこからドッペルの猛攻撃を喰らうことになる。

 

これは完全な勝手なのだが、私が彼女のサディズムを刺激するようで

ドッペルは私のオーラにより私を攻撃させられるようになった。

いや自分がクズなだけなんだけど本人がそう言うからね。

せざるを得ないんですって。攻撃を。どんだけやねん。

 

 

これで私になんの罪もなければ「かわいそうな浦やん」で終わる。

しかしそんなわけにはいかぬ。私もクズだから。

授業中は爆睡、もちろん成績がよろしくないのでテスト明けに呼び出されたりなんだり、

練習のために持ち帰った道具を持って来るのを忘れる等、

(部室に同じものは置いてあるけどやはり馴染まないとうまくいかない)

そりゃあ文句言われても仕方ないわというネタがいくらでもあった。

それで無限にドッペルは私を攻撃し続けるわけ。坊主がアホなら袈裟もアホみたいな。

その理論がもう理論じゃないけどね。

 

しかし私、幼少期からあらゆるネタでいじられ慣れて

もはや下手ないじりは穏やかに軽蔑できる境地にいた。

 

それがますます彼女をイライラさせたのか、

堪えてないなと攻撃を続けるきっかけになったのか、

はたまた漫才コンビ的なノリに目覚めたのかわからないが

この態度が災いしてさらにいじられる。

 

たとえば双子だの姉妹だの言われるのを拒否してみるドッペル。

ライトノベルを彷彿とさせる(※勝手なイメージね)

「こんな奴と双子だなんてありえないっ!」

「私がドッペルだけど人間性からしたら逆でして〜ほほほ」

ここで私も拒否してしまうと単なる部活内での仲間割れになってしまいまずいので

やんわり縋るしかない。

すると「あんたは縋ってくるけどね〜ふふん」 などと勘違いし、

影で「さっきのあれ、マジだから」などと報告してくれるのだ。

今でいう壁ドンなんかしたりして。

この報告までがなんだかアイドルが主演してるドラマみたいでむずむずする。

ああいうドラマの演者はむずむずしないんですかね台本に。プロすごい。

 

言っとくけどこれ高校生だからね。

高校生ともなれば反抗期も終わって、

今度こそ北村薫の小説みたいなみんな知的かつ爽やかなスクールライフを送るもんだと信じていた私は

「これじゃあ中学とおんなじじゃん!!」とうんざりしていた。

 

そんなことを考えつつ、引き続きアホな私は何を血迷ったか

私が兼部していた消滅直前の文芸部にドッペルを誘ってしまったのだ。

翌年度から部員が私一人になるという状況で頭がおかしくなっていたんだろう。


だがただ人が増えりゃあいいってもんじゃない。
同級生増やしたってなんの延命措置にもならないのだから。